- 『アデル、ブルーは熱い色』アブデラティフ・ケシシュ監督・脚本・製作による2013年のフランスの恋愛・ドラマ映画である。
↓自分はこの画像を観た時に、「これは面白い映画だ」と思い、ついに昨日観る事が出来ました。
内容
- フランスの女子高生が主人公
- 青い髪の女性と恋に落ちる
- レズビアンのラブストーリー
これらの情報は知ったうえで観ました。
観ていくうちに主人公に感情移入しました。
それは何故かと申し増すと、この作品はほかの映画と違った特徴があります。
この映画の優れてる所
- BGMがほとんど使われてない
- ドキュメンタリー手法
余計なBGMがなく、ドキュメンタリーのように手持ちカメラが多いので、まるで一人の人間の日常を観ているようでした。
モチのロンで二人のリアル過ぎる演技に釘ずけになりました。
色々調べて行くと、この監督は台本を一度しか読ませずあとはアドリブでやらせたりとか、映画自体は3時間近くだが800時間撮ったりなどしたらしく、完璧にこだわりつくしたらしいです。
女性同士のラブストーリーを観るのは初めてですが、自分のように屈折した恋愛をして13年間彼女がいないと、普通のラブストーリーは色眼鏡でしか見れなくなってしまいます。しかし、レズビアンのラブストーリーと言う一枚フィルターがかかっている事により、自分にとってはすんなりとこの世界に入り鑑賞する事が出来ました。
何より、主演のアデルの表情を観てるだけでお満足です。
特に目の動きが素晴らしく、喜怒哀楽を全て目だけで表現できていました。
至極ナチュラルでいて、成長することによって表情を変えて行く姿にウットリしてしまいます。
気づくとアデルに感情移入してしまい、自分の胸を揉みほぐしていました。
相方の青い髪をした女性のつり目が何より印象的でこちらもすんばらしい。
169分ほどありますが、全く時を感じさせません。
そして、その世界に入りこめて、感情移入してしまうのが、やっぱり素晴らしい映画だと改めて思いました。
PS
主人公アデルの家の前で友人たちと Lykke Liと言う歌手のI Follow Rivers (The Magician Remix) で踊るシーンがあるのですが、夕暮れの中で曲とマッチして、何度見ても飽きないほどの幻想的なシーンになりここが一番大好きです。
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