一生彼女が出来ない旅

第２位

ベルリンで歩きながら飲んだベルリーナ・ピルスナー

名前： ベルリーナ・ピルスナー　Berliner Pilsner　　値段：酒屋で買うと1.6€ほど

ドイツ初日、衝撃を受けた

チェコのプラハからバスでドイツ南部にあるドレスデンに訪れました。すると瓶ビールをむき出しで手に持っている若者を多く見かけました。

他の国では、壁によりかかったり、公園で缶ビールを飲んでいる若者は見ましたが、男女問わず若者(たまに老紳士たちも)瓶を歩きながら飲んでいる光景に驚きました。

その日の夜、ゲストハウスの共用スペースで缶ビールを飲んでいました。タバコが吸いたくなったので外に出ました。外の風を浴びながら、缶ビールを飲み、感傷に浸るか･･･などと思いながらタバコに火をつけると、スタッフが慌てて注意しに来ました。

 

 

 

 

 

「次からは瓶ビールにしたほうがいい。缶を持っていると変人扱いされるぞ。ここはジャーマニーなんだ！」

 

 

 

 

慌てて宿に戻りました。

しかし、なぜ缶ではなく瓶なのか。近所のスーパーや酒屋には缶ビールはモチのロンで売っていて、瓶より安かったのですが、みんな瓶ビールしか飲んでいません。

ホテルのスタッフに聞いたり、同じ部屋に泊まっていたドイツ人に、簡単な英語で身振り手振りをしながら聞きました。

「Why everybody Germany people have a botteled beer ? not canned beer. 」

 

なんとなく答えが分かりました。

瓶ビールはリサイクルできるのでエコだから(店に持って行くとキャッシュバックがあるらしい)。

そして、缶ビールは缶の味してまずく、瓶ビールのほうが美味しい。

次の日から自分も瓶ビールを飲みました。３５０ｍｌぐらいのお手頃サイズが多く売っていて、それを直接口で飲むのがドイツ流。

「一人で歩きながら飲んでも美味しいわけがない」と思って最初はためらっていましたが、ドレスデンからベルリンに来た初日に、我慢できず歩きビールをしました。

 

この日の気温は５度で風も強く寒かったですが、それが逆にビールを美味しくさせ、また一つ自由になれた気がしました。

このベルリーナ・ピルスナーはシルクエビス(白いエビス)みたいな、芳醇でフルーティーで飲みあたりが良く、何杯でもいけます。ベルリンに行かれた際はオススメの一本です。

 

 

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