2017年４月から１ヵ月間、東ヨーロッパを中心に傷心旅をしていました。
日本ではGWの真っ最中のころ、僕は寝台列車でウクライナ・リビィウからポーランド・クラクフまで移動しようとしていました。
22時20分出発の電車に乗りこみ、指定された個室の部屋に入りました。
二畳ぐらいの狭い部屋の中に三段ベッドがあり、下段と中段にはポーランド人と思われる親子(30代後半の母親と幼稚園ぐらいの男の子)が既にいました。
「ハーイ！」
と元気で挨拶をするも、返事はしてくれましたが怪訝な目で見られました。
それもそのはず、電車を待っている時のホームにアジア人はモチのロンの事、大きなバックパックを持った外国人らしき旅行者はいませんでした。
この寝台列車の情報もネットでは発見出来ず、駅の窓口・ホテルのスタッフの現地の人に聞いて知る事が出来ました。
ちなみにウクライナに十日ほどいましたが、アジア人は現地の留学生？と思われる韓国人らしき男女を二人見ただけでした。
三段目のベッドに寝ると、足をピンと伸ばせないほど狭く、手を挙げれば天井に手が届くほどでした。
電車はポーランドへと動き出して１時間後ウクライナ側の国境で電車は停まり、出国検査が始まりました。
迷彩服を着た女性の軍人が部屋に入って来たので、親子と僕はパスポートを見せて終わりました。
15分ぐらい停車したあと電車は動きだしたので、寝ようとするとまた停車しました。
今度はポーランドに入るための出国検査でした。
警備服を着た50代ぐらいの小柄で太った、ダニーデビートに似た男性が部屋に入ってきました。
親子がパスポートを見せるとすぐにチェックは終わりました。
次に僕がパスポートを渡すと、ダニーデビートは僕を舐めるように見て、
「何処から来たんだ」
と言ってきました。
「ジャパン」
「荷物を見せろ」
バックパックを開けると洋服や下着類がパンパンに詰めてあり、それをダニーデビートに見せました。
他の場所で「見せろ」と言われた時にはそんな感じで見せると、何も問題はありませんでした。
しかしダニーデビートは違いました。
「中に入っているものも見せろ」
僕はパンパンに詰めてある洋服や下着を廊下に置き、洗面用具などが入っている大きな袋を取りだしました。
ダニーデビートは懐中電灯をつけて中を調べだしました。
「その白い袋はなんだ」
それは、万が一のために持ってきたコンドームが入っている袋でした。
処方箋の袋に入れていました。
何と言ったらいいか分からず、
「ナッシング」
と答えました。
「見せろ」
「ナッシングスペシャル」
「いいから見せろ！」
袋からコンドームを出しました。
こんな感じで入れていました。
「それはなんだ」
「コンドーム」
発音が悪かったせいか通じていません。
「カァンドォーム」
その瞬間、部屋の中が凍りつきました。
「さっさとしまえ！」
暗闇の中、荷物を全てバックパックに詰め込みました。
ふと冷たい視線を感じたので振り返ってみると、母親が子供の目をそっと手で隠していました。
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カァンドォームよりもデパスに突っ込みを入れたくなりました。
バンコクハンバーガーさん
コメントありがとうございます。
デパス･･･とは？？
頓服薬の袋にデパス0.5mgって書いてあります！
飲んでたってことですよね？？
バンコクハンバーガーさん
あはは（笑）細かいところまで見てくれてありがとうございます！
はい、飲んだと思います！ただ何の薬かは覚えてないですが、たぶん風邪薬かと･･･？
気分が落ち着く作用があるので、眠りの薬だったり肩凝りに使ったりします。風邪じゃないです。
内服してる人は結構多いと思います！
バンコクハンバーガーさん
調べたら思いだしました！
たしかに昔処方してもらい飲んでいました（笑）
でも有名？だとは知らなかったです！
ひとつ開封して膨らまして欲しかったな。
デパス錠？
お主は結構繊細なんだな。
あと、ブログランキング１０位に入るまで
モチのロン禁止な。
AAさん
あはは（笑）ラッキー風船として今度阪神戦で使いたいと思います。
モチのロンで使用は10位に入るまで禁止とします！
デパス！！！笑
にっしーさんへ
デパス、世間では有名なのでしょうか。
自分は全く使ったことを忘れていました（笑）