今回は2019年6月に東欧・中欧を傷心旅した時のベラルーシからチェコに行く機内での内容です。
前回の内容➡【ベラルーシ】ミンスク最後の夜 |
ベラルーシ・ミンスクからチェコ・プラハに行くために乗った飛行機は、ベラルーシのフラッグキャリア・ベラヴィア航空。
これに乗る二週間前、ロシアのS7(シベリア・セブン)航空に乗り、アルメニア・エレバンからロシア・モスクワまで行きました。飛行機が到着した瞬間に乗客のほとんどが拍手をしました。
(たった到着するだけで拍手なんて・・・)と1人で失笑していました。
揺れる機内
プラハまでは約2時間、チケットは直前に購入ということもあり3万円近かったと思います。機内に乗りこむと、全席はほぼ埋まっていたと思います。
離陸後、シートベルトサインが消えると紅茶と箱に入ったサンドウィッチが乗客全員に配られました。短い距離間でもこのサービスは嬉しかったです。
順調に進んでいましたが、突然、機内が横に揺れ始めました。
シートベルト着用のサインがでました。
急に怖くなりました。
アジア人は自分1人だけ、隣にはウズベキスタンのご夫婦が座っていました。ミンスク乗り換えでプラハに旅行に行くとのことでした。揺れる前に少し話していたのですが、心細くなったので再び夫婦に話しかけました。奥様は優しい人で片言の英語で話してくれました。
数回の揺れがおさまり、機体は着陸に向けて準備にはいりました。「もう少しで到着だ」と思っていると、突然機体がガクンと下がりました。
乗客の数名が悲鳴をあげました。
死を覚悟しました。
隣を見るとご夫婦も不安な顔をしていました。
もし飛行機が落ちたら日本のニュースで報道されたり親に迷惑がかかるなど頭がぐるぐる考えはじめました。
ガクンと下がった後、どれくらいの時間が過ぎたか分かりませんが、大きく揺れることなく無事にプラハの空港に到着しました。
機内では一斉に拍手が起こり、自分も自然と両手を上げて拍手をしていました。
となりのご夫婦も拍手をしていました。
機内の乗客全員が一つになった瞬間でした。
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