2019年5月~6月まで人生最後の傷心旅(東&中欧)を決行しました。ジョージアの次に訪れたのはアルメニア。
ジョージアの首都トビリシからアルメニアの首都エレバンまではバンで7時間。料金は1000~1500円ほど。
デニーロ
ジョージアでは個室に泊まっていましたが、アルメニアは意外に個室の宿がお高く、初日はドミトリーを選びました。ブッキングドットコムで見つけた値段は300円。評価は6点台。ここに泊まろうと決意しました。
ホテルに着くが、改装中らしく工事をしている。ほこりが舞う中スタッフを探すが見つからない。工事をしている男性に話しかけるがホテルのスタッフではなく、椅子に座って待てと言われる。すると、『タクシードライバー』の頃のロバート・デ・ニーロにそっくりな男が「客か?」と言って現れる。
チェックインをするといきなり「レビューで満点をしてくれよな」と言われる。
「好きなベッドを使え」と一階にある部屋に案内される。
部屋の様子は薄暗くどんよりとしている。300円だから仕方がないか、と思いながら荷物を置いてトイレを探すが見つからない。デニーロ似のスタッフに聞くと、「あっちで工事している男に聞け」と言われる。しかし工事している男がいないので、再びトイレを探すが全く見つからない。3階に上がりようやくトイレを見つけ尿をたす。
が、水が流れない!
誰にも見つからないようにこっそりとトイレを出て部屋に戻る。一息ついているとデニーロが入ってきて「iPhoneの充電ケーブルを貸してくれ」と言われるので壊れたのを貸すとすぐに部屋に戻って来て「使えないよ」と言われる。渋々、普段使っているのを貸して散歩に行く。
部屋がキムチ臭い
散歩から戻ると部屋がキムチ臭い。明らかに臭い。部屋の住人がキムチを食べたんだろうと思いながらシャワーを浴びに行き再び部屋に戻ると、アジア人の男性がキムチを食べていた(あんたか!)と思い挨拶をする。話してみると中国人で1カ月ビジネスでアルメニアに来ているとのこと。彼は英語は話せないのでグーグルトランスレーターでお互い会話をして楽しく過ごす。とってもナイスガイだった。
寝ていると知らない男が入ってきた
彼との楽しいトークも終わり、二人で電気を消して布団に入った(ベッドは別々)。疲れていたのですぐに眠りにつくが、2時間後に目を覚ますことになる。
「ブレッド!ブレッド!」と叫びながら知らない中年男性が部屋に入ってきた。その男はスマホの画面を見せながらブレッドと仕切りに叫んでいる。寝ぼけていて何が何だか分からなかったが、知らない男が部屋に入ってきたとすぐに理解した。恐怖より、(いったい何が起きてるんだ!?)という気持ちが強く、言葉がでない。すると中国人がいきなり大声で、
NO,English!
と、叫んだ。その男は急にだまり、悲しそうな顔をして部屋を出て行った。いったい何故その男が部屋に入ってきたのか。「ブレッド」とは何だったのか。デニーロ似のスタッフにも似ていたので、朝食はパンが良いか?と聞きにきたのかもしれない。しかしその宿は朝食付きのプランはない。今思い返しても何故だが分からないが、夢でないことは確か。こうしてアルメニアの旅がスタートした。
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「誰にも見つからないようにこっそりとトイレを出て」ってなんだか目に浮かびますww
YOSHIKIさん
焦りました(笑)