2019年6月、チェコ親善アンバサダー2019に任命されたのをきっかけにチェコに行き、勝手にローカル酒場を調査しに行きました。
チェコの第二の都市ブルノにて、旅行者が立ち寄らないディープな酒場を発見しお邪魔しました。
駅の裏側にあるローカル酒場
ベラルーシ・ミンスクからチェコ・プラハの空港に着き、鈍行バスでプラハの中心地(Praha Florence)に行き、さらに大型バスに乗り換え第二の都市ブルノに着きました。
2年前ぶりに訪れたブルノは全く変わっていなく安心しました。
駅前にある立ち飲み酒場に行こうとしたのですが、残念ながら訪れた土曜日は休日でした。
ブルノは旧市街に見どころが集まっていて、そこにはシャレオツなカフェやBARがたくさんあります。
自分は地元の人しかいないローカル酒場が大好きなので、そんな酒場がありそうな旧市街とは逆の観光地ではない方向へ向かいました。
歩いてるいると、タバコをくれと話しかけてくる目が少しイっちゃっている若者や、ベンチに寝てこちらを睨んでくる長髪で薄黒い恰好をした老紳士がいて、緊張感が高まりました。
10分ほど徘徊していると、いかにも地元の人しかいなそうな酒場を発見したので、恐る恐る入ってみました。
地元の人100%
酒場に入るとテーブル席がいくつかと、その近くにはダーツがあり数人の男性が遊んでいました。
初めての酒場では店主に近いカウンターに座るようにしているので、今回も同じように店主の前に座りました。
ちょうど生ビールを注いでいた店主は、一度こっちをチラっと見て、また注いでる生ビールに目をやりました。
店主がビールを客に渡したところで、「ビアー・プリーズ」と言い、すぐさま、「ハウマッチ?」と慌てて値段を聞ききました。
安いのは分かっていますが、知らな酒場では念のため値段を先に聞くことを心がけています。
すると店主は親切にも紙に数字を書いてくれました。
27。
27チェココルナは日本円に計算すると約128円。
チェコはビールが安いのは知っていましたが、まさかここまで安いとは驚きました。
天にも昇る美味さ
500mlはありそうなグラスに注がれたStarobrnoはブルノから生まれたビール。
黄金の黄金色。
綺麗に注がれた泡。
キンキンに冷えたグラス。
見ているだけで、喉が渇いてきます。
ビールを口の中に入れると、一気に天にも昇る気持ちになりました。
コクと深みがあるのに、水のように飲みやすい。
落ち着いたところで、改めて店内の様子を確認すると、若者はいなく数人で飲んでいるグループや一人で来ていると思われるオヤジや女性たちがそれぞれにビールを楽しんでいる。
ローカルBARだからこそ味わえる特別感
二つ隣のカウンターに座っていた40代ぐらいの髭をたくわえてた男性が「どこから来たんだい」と話しかけてくれました。
「日本から来ました」と告げると驚きながらも「日本は素晴らしい国だ」と言ってくれた。
彼はこのBARには毎週のように通っているという。
店内にはメニューらしきものはありませんでした。
初めて入るにはかなりハードルが高いと思われますが、思い切り入ってみると観光地にあるBARとは違う、地元の人密着なローカル感を味わえます。
感想
立地的にも見た目的にも観光客が決して訪れそうにない酒場の裏には、地元のお客様を第一に考えている酒場だと感じました。
そんな酒場にお邪魔するときは、こちらも充分に神経を尖らせます。
自分は常によそ者という意識を持ちながら、他のお客様の邪魔にならないように飲む。
それが地元酒場を訪れる自分なりのルールとしています。
ブルノを訪れた際に、美味しいビールを飲みたい方はぜひこちらへ伺って欲しいです。
住所・名前
残念ながら住所は分かりませんでした。
ブルノ駅の裏側にあります。
Bogota(こちらはグーグルマップにあります)というBARを背中にして左に曲がり1分ほどのところにあります。
写真を頼りに見つけていただければ幸いです。
ちなみに、コースターや看板にあるPivnice U Poutnika.という名前で調べてみました。
すると、同じ名前のレストランが近くにあり、こちらが系列店かどうか分からないです。
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