2019年5月末から6月末までジョージア、アルメニア、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、チェコ、オーストリアと傷心旅をしました。
今回はベラルーシ・ミンスクでの話しです。 |
夕方4時ごろ、町を散歩している最中にトイレに行きたくなったので、近くにあったバーガー・キングにお邪魔しました。
早速トイレを借りようとしたら、数人の若者が並んでいました。自分もその後ろに並ぶと、ジャスティン・ビーバーに似たヤンチャそうな若者が話しかけてきました。
「漏れそうなんだよ。先に行かせてくれよ。いいだろ?」
普段なら譲るのですが、その時は自分も股間が破裂する寸前だったので、
「俺も、漏れそうなんだ。すまん」
と言うと、
「いやいや。俺のほうが漏れそうなんだ。いいだろ?な!な?」
と言ってきたので、自分も前かがみになりながら
「いやいや、本当に俺は我慢できないんだ。すまん」
このやりとりが何回か往復したあと、ジャスティン・ビーバーの友達が2~3人来て「何やってるんだよ?」と近づいてきました。
ちょっとだけ怖くなり、あ~どうしよう・・・と思っているとやっとトイレが空き、
「すまん。お先に」
と言ってそそくさにトイレで用を足しました。
トイレから出るとジャスティンはニヤりとし、
「遅かったじゃないか」
と言ってトイレに入りました。
ちょっとホっとして、外に出てタバコを吸って一息つきました。
しばらくすると、ジャスティンが再び近づいてきました。
「タバコくれよ」
と、さっきのおちゃらけた感じではなく、真剣な顔で言ってきました。
年上で舐められたくない気持ちとちょっぴり怖い気持ちが混ざりあい、
「しょ、しょうがねえな。一本だけだぞ」
と言った感じであげると、ジャスティンは礼も言わずに近くにいる仲間のもとへ戻っていきました。
俺はお前らより20歳ぐらい上なんだからサンキューぐらい言えよ!
という顔つきで、タバコを吹かしていたのですが、手は震えていました。
トイレの恨みで襲われたらどうしよう・・・と考えると居てもたっても居られなくなりました。
タバコを吸い終えると「さ~てと、そろそろ行くかな~」みたいな顔をして、早歩きでその場を去りました。
現地の人と交流は積極的に心がけている自分ですが、少しでも身の危険を感じたらその場を去ることも大事だと思いました。
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いやあこれは危険ですね。
僕だったら地元のヤンキー達に囲まれてるところ、亀みたいに丸くなって必死に耐えてる状態になりますね。
toshiさんが無事で何よりです。
@デグチ
心配していただきありがとうございます。なんとかその場から無事に立ち去ることができました。実際、僕も囲まれたら地面にへばりついて亀になるしかないと思います(;^ω^)