初めての一人旅は2012年に行ったタイ・バンコク。
翌年から毎年どこかの国を旅してきました。
32歳からのバックパッカーとして合計、28ヵ国を訪問しました。
その中から海外でやらかした恥ずかしい話をご紹介します。
第4位 ヤモリのせいで
2014年の6月。ラオス・ビエンチャンで起こった出来事です。
男の友人と2人でタイからラオスへと旅していました。
タイ・ノーンカーイからラオスの首都ビエンチャンに入り、予約したホテルに着きました。
チェックインして部屋に入ると、大きな窓の外にはメコン川が見えます。
奮発して一泊2000円の宿にしたんです。
もちろん友人とは別々の部屋。
勢いよくカーテンめくると、ヤモリが2匹隠れていました。
ヤモリを見た事ない自分は驚いて、悲鳴をあげました。
それを聞いた友人が自分の部屋からかけつけてくれました。
「どうした!」
「ヤモリがいたんだ」
「・・・そんなことか。襲われたかと思ったじゃん。俺は何度もヤモリを部屋で見てきたし、マレーシアの宿では顔を洗ってたら上からヤモリが落ちてきたから」
「すまん・・・」
その30分後、二人でビエンチャンを歩いてる時に友人が、
「そうだ。明日もビエンチャンに泊まるなら、あの宿は高いから俺はもっと安い宿に移るよ」
それを聞いた自分は、
「俺もヤモリが出たから他の宿に移るわ」
そう言うと、友人の顔がゆでダコみたいになり、
「ヤモリごときでガタガタ言ってるんじゃねえよ!」
どんな時も冷静で、怒る姿を決して見せなかった友人が怒鳴り声をあげました。
すると、周りにいたラオス人たちが集まってきたので、
「わ、悪かった。俺はヤモリが出てもあの部屋を変えない」
と言って慌てて謝りました。
友人はまだ怒りがおさまらないのか何か言いたそうでしたが、慌ててトゥクトゥクに乗りその場を後にしました。
第3位 炭酸水には気をつけろ
2017年4月。
フィンランドからドイツまで一カ月間、傷心旅をしました。
フィンランドからバルト三国のエストニアに入り、そこからラトビアに向かう長距離バスの中での出来事です。
バスに乗る前に買ったペットボトルの水を買いました。
バスに乗って数時間経ったころに、水を飲もうとしてキャップを開けると、中身が炭酸水でした。
欧米では炭酸水がよく飲まれていますが、実際ペットボトルの見た目は炭酸水なのかどうか全く分かりません。
炭酸水はバスの中で揺れていたので一気に水が吹き出し、前に座っている男性の坊主頭にシャワーのようにかかってしまいました。
現地人と思われる白人男性で体もデカかったので死を覚悟しましたが必死で謝ったら、
「イッツ・オーケー」と頭を拭きながら許してくれました。
この事件以来「これはガスが入っていますか?」や「ストロングですか?」など確認していますが、それでも炭酸水の時がありました。
第2位 日本人宿でハブられる
2016年9月。タイ・バンコク。
仕事を辞めて傷心旅の初日。
ネットで見つけた人気の日本人宿を予約していたのでワクワクしながら宿に入りました。
日本人スタッフが優しく出迎えてくれました。
挨拶をしたあと、そのスタッフが縁側でぐうたらしている男女20人ぐらいの日本人に向けて、
「今日泊まる、トシさんです」
と紹介してくれました。
30代後半の男性が会釈してくれただけで、他の人は一切反応なし。
その瞬間、心が折れました。
よく見ると大学生っぽい若者ばかりで、自分にこのい場所はないと思いました。
それでも夜になれば宴会に誘われると思っていましたが、一切お誘いはなし。
一人で自棄酒をしに行きました。
![](https://i-dekinai.com/wp-content/uploads/2020/08/EWX5J3kUwAMDfPc-1-619x464.jpg)
店員さんに撮ってもらった一枚
夜の11時ごろ宿に戻ると、すでに縁側で男女数人が飲み会をしていました。
その横を歯を喰いしばりながら歩き、2階のドミトリーの部屋に戻りました。
すると部屋でも数人の男女が輪になってトランプをしていました。
もしかしたら声をかけてくれるかな!?と思いましたが、自分が入った瞬間に彼らは邪魔者が入ってきたような目つきで自分をジロっと見て何も言わずに、真っ黒くろすけのようにサササっと部屋を出ました。
縁側でドンチャン騒ぎをしている歓声の中で布団をかぶり就寝。
次の日は逃げるようにチェックアウトしました。
この日以来、日本人しかいない日本人宿には近づかないようにしています。
第1位 コンドームを親子の前で
2017年4月。
寝台列車でウクライナ・リビィウからポーランド・クラクフまで移動しようとしていました。
22時20分出発の電車に乗りこみ、指定された個室の部屋に入りました。
二畳ぐらいの狭い部屋の中に三段ベッドがあり、下段と中段のベッドにはウクライナかポーランド人と思われる親子(30代後半の母親と幼稚園ぐらいの男の子)がすでにいました。
「ハーイ!」
と元気で挨拶をすると「ハーイ」と返事はしてくれましたが怪訝な目で見られました。
入国審査で大ピンチ
1時間後国境で電車は停まり、ウクライナの出国審査が始まりました。
迷彩服を着た女性の軍人が部屋に入って来たので、親子と僕はパスポートを見せて終わりました。
15分ぐらい停車したあと電車は動きだしたので、寝ようとするとまた停車しました。
今度はポーランドに入るための入国審査でした。
警備服を着た50代ぐらいの小柄で太った、ダニー・デビートに似た男性が部屋に入ってきました。
親子がパスポートを見せるとすぐにチェックは終わりました。
次に僕がパスポートを渡すと、ダニーは自分を舐めるように見て、
「何処から来たんだ」
と言ってきました。
「ジャパン」
「荷物を見せろ」
バックパックを開けると洋服や下着類がパンパンに詰めてあり、それをダニーに見せました。
「中に入っているものも見せろ!」
僕はパンパンに詰めてある洋服や下着を廊下に置き、洗面用具などが入っている大きな袋を取りだしました。
ダニーは懐中電灯をつけて中を調べだしました。
「その白い袋はなんだ」
![](https://i-dekinai.com/wp-content/uploads/2018/01/IMG_5233-619x825.jpg)
実際に持って行った現物
それは、万が一のために持ってきたコンドームが入っている入れ物でした。
何と言ったらいいか分からず、
「ナッシング」
と答えました。
「見せろ」
「ナッシング・スペシャル」
「いいから見せろ!」
袋からコンドームを出しました。
(ちなみにこの袋は一切中身とは関係ありません)
「それはなんだ」
「コンドーム」
発音が悪かったせいか通じていません。
「カァンドォーム」
部屋の中がシーンとしました。
「さっさとしまえ!」
慌てて荷物をバックパックに詰め込みました。
振り返ってみると、母親が子供の目を手で隠していました。
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日本人宿でハブられるは自分も共感します、二十歳前後のならず者たちに変な目で見られるのは本当に心折れますよね、同じ日本人が海外で出会ったのに胡散臭そうに見られると楽しい旅が一気に気分悪くなります。ちなみに僕もオカモトじゃなくサガミ派です笑
小川さん
コメントありがとうございます!
共感していただき嬉しいです!
やはりサガミですか笑
結局使う機会は訪れませんでした笑